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2009年11月23日 (月)

「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子

チェス盤の下でのみ、しかしそこで鮮やかに生きたリトル・アリョーヒンの物語。彼の人生は、切なくも清々しい。
第二章、三章が印象深かった。マスターにチェスを教わった時の、生涯を捧げるゲームに出会った感動。棋譜ノートをもらった喜び、それだけでチェスが上手くなったような高揚感。
ハマったゲームのある人は皆同じような経験があるだろう。チェスのGMや将棋の名人になるような人はそのときの感情がとりわけ強く、いつまでも残っているのではないだろうか。

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